2013年3月24日日曜日

27day 企業が学生に求めるもの

就活が本格的に始まる前にある程度のエントリーシートの書き方というものを大学で教わった。

そこでは基本的な事を教えてもらったが、自己PRについてだけは誤算があったのだ。
自己PRでは自分の強みを述べ、その根拠を述べ、そして会社とマッチしているかを述べる。

この強みというのが誤算だった。
自己分析をして強みを見つける。ここまでは良い。ただその強みというのはある程度の方向に矯正されてなければならなかったのだ。

ここからは『ロジカル面接術』という本の内容が少し入る。

まず企業が求める人材というものには殆どの業界に共通する要素がある。
それは「ビジネスマンになれるかどうか」だ
慈善事業や公益性を求める企業でなければ、企業の至上目的は金儲けである。

そしてこのビジネスマンは三つの能力が求められる。それが
『問題解決力』『行動力』『コミュニケーション力』なのだ。

よって自己PRではこれらを押し出していかなければならない。これ以外をアピールされても多くの企業はその学生を必要としないのだ。

このうち『コミュニケーション力』は実際の面接での立ち振る舞いや受け答えによって判断されるので、ESにわざわざ「私はコミュニケーション力があります」と書く必要はない。あって当然なのだ。

ESに書くべきは『問題解決力』とその解決のための『行動力』である。

何も文頭に正直に『私は行動力があります』なんて書くわけではない。
個人個人の特色が必要だし、自己分析で得た自分の強さはここで色付けとして使う。

例えば『粘り強い』が強みの人がいたとしよう。

その場合文頭は『私は粘り強く問題に取り組める人です』とでも書いて、後は所属するサークルで起きた問題とその解決した具体的な行動を書いて粘り強さを説得すれば、『粘り強い問題解決力と、粘り強い行動力がある人物』として説得出来る。

そう、あくまで『問題解決力』と『行動力』が主語であり、強みは装飾語なのだ。

ここで自分が犯した過ちを述べよう。

自分は小説活動と映画製作の活動からクリエイティビティを押し出していたのだ。
良くある粘り強さとかを押すと埋もれる気がしたし、企業が新しいものや発想出来る人を求めているならば、こういうアピールの仕方がいいだろうと考えたのだ。

しかしそれは全くの誤算だった。

クリエイティビティで採用される人は本当に僅かであり、クリエイティビティに説得力を持たせるにはそれこそ大学時代に文学賞を取りました。ぐらいの明確な実績が無ければならないのだ。

つまり自分は『ビジネスマン』を求める企業に『クリエイター』(しかもレベルは相当低い)としてアピールしていたのだ。

これではESも通るはずがない。流石に企業によってはESの内容は変えていたが、(例えば鉄道とかはクリエイターでなくチームワークある歯車としてアピールしていた)やはりこれから書くESでは一切クリエイターは排除してビジネスマンとしてアピールしていく必要があるようだ。





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