葬式の為に日帰りで新幹線に乗った。
行きはまだ日が出ていたので窓から外を見ていた。
この、乗り物に乗っている時に外を見るのが自分は大好きである。
元々景色を見る事は好きなのだ。それが次々と移り変わる景色ならばなおさらである。
流石に電車みたいに毎日見たら飽きるけども、個人的に新幹線なんて1年に往復2回ぐらいしか乗る機会が無いと思うので、新幹線からの景色は格別だ。
約2時間半ほとんど景色を見ていた。
街並みよりかは田園風景とか山の中の風景、海、そういったものの方が楽しい。
田園風景の中にポツリポツリと民家がある。
自分はそういう家に住んだ事も行った事もないので、どういう生活があるんだろうなあと想像するのが楽しいのだ。
そこから小説のストーリーを考えるのも楽しい。
今回の新幹線では従来とは違った見方をした。
従来というか、ここ最近の事なのだが、自分はスマフォでグーグルマップを見ながら、「ほぉ~今ここらへんにいるんだ~○○県ってこんな感じなんだ~」と思いながら車窓を見ていた。
しかし今回は一切グーグルマップを見なかった。
山や森や平地、海があってもそれを現実の地名に当てはめようとはしなかった。
さらに現実の時、2013年という現代に当てはめようともしなかった。
ここはどこか知らない国の知らない土地の、知らない年代なのだ。
そうやって見ると車窓の景色が全く違った印象に見えるのだ。
まあそんな風に色んな見方をしていると2時間半はあっという間である。
音楽を聞きながら見る時もあれば、駅弁を食べながら、コーヒーを飲みながら見る時もある。
その時々で同じような景色に全く違った印象を持つのだ。
それもまた車窓から見る景色の魅力の一つだと思う。
おしまい。
0 件のコメント:
コメントを投稿