といっても昨日のことだけど。
試験の流れは
一般教養 200分
専門択一 110分
専門記述 90分
例年と同じですね。
因みに勉強は殆どしてない。「いやーおれ勉強全然してないわー」とかそういうミサワ的なものでなく、問題集を買って、「うへえ、こんなん勉強でカバーできる範囲かよ」って思って、とりあえず問題集を一通り読みこもうと思って、けど結局そんなことできなくて、どんな出題の仕方がされるのかだけ見て試験に挑んだ。
一般教養は、最初の30中20問を選択して答える感じで、選択ならいけるやん。と思ってたけど苦手な理数系を省いたらもう問題を選んでいる余裕は無かった。
殆どが完全な知識の問題だけど、一般教養というだけあって、世界史系は高校時代の知識とかを使い、地理や社会系は現在自分が持っている知識からの類推でそこそこ点は取れたと思う。確信してこれは正解だろ、という問題は少なく合っているという思いだけである。
英語は全員絶対回答で、英語苦手だなあと思ってたら「次の英文のうち日本語訳として誤っているのはどれか」とか、「長文読んでどういう事についているか次の選択肢から~」とか、苦手な文法とかでなく、読解メインだったので意外とわかった。今の日本社会は英語が氾濫してるから英語苦手でもなんだかんだ文章わかるようになってるんだなあと思った。それとも洋ゲーをやっていたからか。
一般教養の後半は就活でおなじみのSPI試験みたいだった。文章理解とか、数的推理とか、資料解読。
SPIはめっちゃ時間に追われるテストだけど、これはめっちゃ時間が余るので落ち着いて解けた。文章理解は100%満点だと思う。数的推理は地道な当てはめ作戦をした。例えばサイコロの目確率の問題とかあったけど、パターンを全部書き出したりね。資料解読は時間をかければ間違えることはないと思う。だって資料に書いてあることを読み取るだけだからね。
それでも一般教養は1時間以上余ったから残りは寝た。机で寝るのは久しぶり。なぜか机で寝ると夢を見やすいよね。布団とは違った心地よさが好き。
専門択一は人文科学(歴史・哲学・地理とか)、社会科学(法律・経済・政治とか)、理・工学(数学・物理・化学とか)。の三分野
正直文学部の自分はどれも専門ではなかった(文学とかあってもいいじゃないの)。ただ哲学とか宗教は上辺だけ学んでたから人文科学にした。
結果的には正解だったかもしれない。「ストレスに対する解消法で昇華、合理化、退化云々があるが、次の文はそれぞれどれに当てはまるか」なんて問題があったけど、これは中学あたりで学んで結構気に入っている知識だったので淀む事なく書けた。ただ字面からして知識を知らない人でも書けそうだった。あとはカントとかロックとか孔子とか思想家の問題が3問ほど。ほんと上辺だけ知ってれば問題ないレベル。日本史に至っては「日出ずる国と言ったのは誰」的な問題で、聖徳太子一択でしょお。と思った。
こちらも時間が余ったので寝た。15:10に終了予定なんだけど、14:10が終わりだと思ってて、あと30分は寝られるか。と思って寝て起きたらまだ1時間残ってたっていうね。
自衛隊の試験は睡眠スキルあるいは脳内対話のスキルを高めた方が良さそうです。
(なんだかんだ長時間の試験だから脳疲労の回復という点で睡眠スキルは真面目にね)
そして最後は専門記述。
これが一番不安だった。だってマークシートじゃない。記述。しかも600文字以上のスペースで2題。問題集の例題みたけど一言も書けそうになかったし、白紙の前でプルプルしてるのを試験管に哀れみの目で見られるのかと心配していた試験だった。
そんなこんなで試験が始まって問題用紙を開いた。専門記述は何ページかのプリントがあって、
心理・教育・英語・行政・法律・経済・国際関係・社会・数学・物理・化学・情報工学・電気・電子・機械(造船を含む)・土木・建築・航空工学・海洋・航海(wikiからコピペ)の中から一つ選んで、そこで出題されている2題に答えるというもの。
心理→良くわからない横文字について説明せよとか書いてある、無理。
英語→長文和訳と長文英訳、無理。
行政、法律、経済、国際、専門知識バリバリ問われてる、無理。
理数系は見るまでもない。
なんやこれぇ・・・と思ったけど、「教育」の問題が光輝いていた。
要約すると「教育現場の評価制度について、相対評価と絶対評価の長所と短所について述べよ」
あ・・・いけそう・・・。そう思った。相対評価云々については大学の成績評価で知らされてるから知識はある。長所と短所は考えればいける。
第二問もそういう感じの問題だった。
なんやこの天使の様な問題。そう思った。記述は分野によって難易度がバラバラで、プレゼントのような問題があると事前の知識で知っていたが、それが自分がかろうじでわかる教育の分野に来てくれたのは有難かった。
そんな感じで両方とも半分程度埋まった。本当は全部埋めたほうが見栄えがいいらしいけど、半分以上はもう書くことがなかった。専門知識を知ってれば書けるのかな。けど必要なことは述べたし、必要以上にダラダラと書いてある文って読んでて苦痛じゃないですか?
と言い訳をしてそのまま手を上げて途中退室した。途中退室したらそのまま家に帰っていいことになっている。記述は時間が余りにくいとネットとかで言われていたけど、20分残しての離脱である。一斉に帰る所に巻き込まれるのはごめんなので、早々に帰宅した。
以上が一般幹部候補生の試験の内容でした。
一般教養は7割は出来た(と信じたい)
専門択一は7割は出来た(錯覚)
記述が予想以上に出来た。(それでも5割)
という感じ。記述の問題で救われた事や、人文科学は易しい問題が多かった事から、運は結構良かったのではないかと思った。
もっと運が良ければもしかしたら受かるかもしれない。
だけど自分が簡単と感じたって事は優秀な人は9割とか取っているのだろう。
うん、期待せずに31日の結果発表をまとう。
おしまい。