2013年4月24日水曜日

56day 無意識の力 タンスの角に小指をぶつけるような

人が歩く際、そのスピードがゆっくりにせよそこには大きな力が働いている。



先日自分が家の中を歩いていた時、ドアノブに腰をぶつけ相当な激痛を味わった。

自分ではそんなに急いで動いたわけではなかったのに、ぶつかったときは「ゴツッ!!」っと物凄い衝撃を受けた。

ためしに意識してドアノブに腰をぶつけてみると、そんなに「こつん」とした感じでぜんぜん痛くない。

それは当たり前で、人は意識的に物にぶつかるときは、痛くないように力を抑えているのだ。

合気道ではこういった無意識の力を用いて細腕の女性が大男を掌底で押しとばす技もあるらしい。

タンスの角に小指をぶつけると大ダメージをこうむるのはこういった無意識の力によるものだろう。

この無意識の力は、果たして体の物理的な部分だけに作用するものなのだろうか。

例えば無意識にアイデアを出したり考え事をする、そうした時は意識的に考え事をするよりも妙案が浮かぶのではないだろうか。

丁度天才的な芸術家が何かの拍子にアイデアをひらめくように。

無意識の掌底が大男を押し飛ばすように、
無意識の思考が物凄いアイデアを発想させるのだ。

ではどうすればいいか。

無意識を発生させるにはその行動が習慣付いていなければならない。

歩く行為は無意識の習慣の最たるものと言って良いだろう。

つまり無意識のアイデアを授かりたいならば、普段自分達が歩くように、当たり前の様に普段からアイデアを思考し続けなければならないのだ。

思うにニュートンの様な偉人達がアイデアを発見したのも、普段から思考し続けた結果、思考が無意識のモードに入り、そしてちょっとした外部要因(木からリンゴが落ちる)によってアイデアがぽろっとでたのではないだろうか。

まあ結論としては、無意識の力を使うにせよ、どっちみち目標のために意識して努力し続ける事が必要なわけだ。

おしまい。


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