面接官<予備自衛官補の制度について言ってください
自分<はい! 自衛隊未経験者の一般国民から公募され、試験を経て採用される非常勤の自衛隊員です。3年以内に50日の訓練を終了することにより予備自衛官へと任用されます。
とまあこんな試験を受けてきた。
一般企業に勤めながらも有事の際には自衛隊員として動く予備自衛官の訓練生になる為の試験だ。
なぜ受けたのか。実際に興味はあったし、もし本当の一般幹部候補とか一般曹候補とかを受ける時の練習にもなると広報官に言われたので、気づいたら受ける流れになってしまっていた。
何事も経験ネ・・・・・・。
そいで試験の流れ(時間はおぼろげな記憶 筆記試験の問題は自分のオリジナル。流石にそこは書いちゃ駄目かなあと)
7:20
某駅前に集合、そこから送迎のバスで駐屯地へ。
8:10
体育館に長テーブルを引きつめた場所に通される。200人くらい座れそう。ここが活動拠点となる。席に着いた人から身体検査の紙や尿検査の紙コップに名前とか記入記入し終わった人から身体検査か口述試験(面接)に案内される。
9:00
面接お終い。面接自体は10分もない。待ち時間が長い一旦席にもどって上着とネクタイを脱いで身体検査へ。
9:10
身体検査開始。大学の健康診断みたいなもの。身長体重聴力視力血抜き歯の検査etc。大学と違うところは肺活量を見たり間接が曲がるか見たりするぐらい。あと常にパンツ一丁。ガタイのいい人やそうでない人もパンツ一丁。ホモの人がいたら歓喜するのだろうか。女の医者(軍医)がいたけどもう慣れっこなのだろうか。
10:00
身体検査終了。一つ一つの検査の待ち時間が長かった。まあ人が多いしね。ここから席 に戻って次は筆記試験だけど、ここからひたすら待機。大学の健康診断で全員が終わるまで待っているのと同じ感じ。そりゃあ時間がかかる。もって来たラノベを一冊丸読み終わってもまだ時間が余った。ご飯もこの時に食べていいらしくコンビニで買ったおにぎりとパンとお茶をもそもそと食べた。寝てる人やケータイいじってる人がいたので自分もケータイをいじる。ただ悪印象かなあと思ってダルそうにいじらない様に気を付けた(焼け石に水? けど待機中はリラックスして良いって言ってたし・・・・・・)
13:15
やっと筆記試験開始。最初は15分で50問くらいの適性検査。なんだろう、この中で仲間はずれの言葉はどれかとか。[STONE→STONN]とかあって間違っている個所は何個あるか。とか、たぶん高卒、大卒程度なら解けない人はいない。時間内に全問終わらなくても大丈夫といっていたが普通に終わってしまった。
13:30
次は6分ぐらいで50問の質問にハイかイイエを答える性格検査。これは全答が要求されるため考えず直感で瞬時にやる必要がある。とはいえ就職活動で散々やっているのでお手のもの。と思ったら、「わけもなく急に不安に襲われる事がある」「いきなり大声でどなる時がある」とかどう考えてもイイエの質問ばかり。たまに「嘘をついたことがある」みたいなハイの答えもあったけど(これは自分を良く見せようとしてないかのチェックだね)、何かのパニック障害とかそういうのを判別しているのだろうか。
13:40
次は40分の筆記試験。国数英理社。5択のマークシート方式。内容はここに書いちゃいけないと思うから似たような問題を言うと「鳥取県はどこの地方か 1関東 2四国 云々」 みたいな簡単な問題。ただ四字熟語でどの漢字の四字熟語が正しいか。とか一瞬迷ってしまった。四字熟語って一つの塊で覚えてるから1字1字精査するとほんとにこんな字だったっけ? って思ってきちゃうよね。後で検索したらあってて良かったけども。あと英語はその、中学3年レベルなんだろうけど、暫く英語から離れてたから不安なところがあった。まあちゃんと授業を受けてれば大丈夫。そう考えると高校生の人の方が有利なのかな? とも思う(受験者は半分くらいが高校生だった)。ほかの国語とか理科も中学高校の教科書に絶対乗ってるようなものだから。まあ中学高校で成績が悪かった自分でも9割以上は確実に取れてると思うから大丈夫。
14:30
最後に30分の作文。テーマに沿って自分の考えを述べる。テーマはここに書けないけど、まあこれといって準備するものではないと思う。ただなあ、書いててなあ、「行少ないかな? もうちょっと行増やせるかな?」って思って一旦完成した行を2行くらい消して、そこで新たに字を走らせたところで「やめ!」の合図がかかってしまったのだ。結果未完成な作文となってしまった。時間があるように見えたんだけどなあ。「時間は試験官が計るので壁の時計は信用しないでください」って最初に言ってたのに見事に嵌ってしまったよ。そこが悔しかったなあ。もし今度から作文があったら絶対欲を出さず書いたところで完成としよう。これも経験。
15:30
結局この時間ぐらいに駐屯地を出た。もうちょっと遅かったかも? どっちにしろ一日中の試験でなんだか疲れてしまった(殆どは待機時間だけど)。しかしいろんな人がいるんだなあと思った。ガチ体育会の人もいれば、ちゃらい高校生もいたり、塾とか通ってそうなお坊ちゃんみたいな子がいたり、紫に髪を染めている人がいたり、周りスーツなのにパーカーの人がいたり。年齢幅は19~26で平均は21ぐらいかな。
とまあこんな感じ。長くて疲れたといっても自分は試験を受けただけで、自衛隊の人たちはもっと朝早くて夜も働くのだろう。そう考えるとこの程度で疲れたとは言ってられないなと思った。実際疲れたけども。
結果は5月中旬。不安要素は作文だけど、まあ今更どうこうする事でもない。
5月中旬はいよいよ一般幹部候補の試験だ。正直公務員試験と同じくらいの難しさと聞いて、自分の学力で今から勉強しても難しいでしょ・・・・・・と弱気になってしまうが・・・・・・。
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