早朝徘徊、もとい早朝のランニングを近くの中央公園でしていたら鉄棒をみつけた。
こりゃいいやと思いとりあえず懸垂をしてみた。
消防でも自衛隊でも懸垂は重要だと思ったからだ。
特に消防では懸垂のテストがあって、最低でも10回はこなせるようになっておきたいところだ。
しかし、結果は2回だった。それもぎりぎりの2回である。
1回目から「あ、無理くさいなこれ」という気持ちがわきあがり、
2回目にして「あ、無理だこれ」となった。
その後も暫く懸垂にトライしてみたけれど筋力を消耗しているのか1回で限界になった。
そんなに長時間やったわけではないけれど掌にマメが出来そう(出来た?)になった。己の皮膚の軟弱さにも愕然とした。
ひとまず懸垂は置いといて鉄棒を使って他の事をしてみようと思った。
鉄棒にぶら下がり色々な態勢をとる。体操選手がよくやっているようにぶら下がったまま足を地面と平行になるように腹筋でピーンとやるポーズを試したけれど全然出来なかった。
本気になれば一回ぐらい出来ると思ったけど全くだった。いくら気持ちがあっても体が無ければ出来ない事を実感した。
そして次に初心に戻ろうと逆上がりをしようとした。
鉄棒の前に立ち、暫し思案する。
(あれ、逆上がりってどうやるんだっけ)
鉄棒を逆手に持って、なるべく体を鉄棒から離さない様に、くるんと回る。
1回は出来た。しかし1回で体の色々な所に負荷を感じた。2回連続は無理だと思った。
次に空中逆上がりの姿勢になってみた。
小学生中学生のころは空中逆上がりなんて連続で何回も出来たものだ。
しかし、トライするまでもなく、これは無理だと悟った。
懸垂にしたって、逆上がりにしたって、小学生の頃の方が出来たのではないだろうか。
己の体の衰えに愕然とした。
そうして蚊に6か所刺され、僕は帰宅したのである。
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