2013年6月25日火曜日

97day 最近の一般小説のレベルってどうなん

最近は海外ファンタジーとかラノベとかばっか読んでて、日本の一般小説を全然読んでないなーって思って本屋で文藝春秋とか小説なんたらとかそういう小説の雑誌読んだんですよ。

まあがっつりじゃなくて立ち読みでもいける短編を読んだんだけどね。

なんというか、こういったら失礼かもしれないけど、「え? この程度で雑誌のれるの?」

って思ってしまったんですよ。

僕はあんまり現代文学とか一般小説とか読まない方だけどさ、それでも世の中の風潮として「一般小説>ラノベ(笑) エロゲ(笑)」みたいな感じじゃないですか。

だから一般小説はレベル高いんだろうなーって漠然と思ってたんですよ。それがなんだか文章力が高いわけでもストーリーが凄いわけでも深い文学性があるわけでもないんですよ。

例えば今日読んだ短編読み切りをまとめると、「男子中学生がバイト先のJKに惚れたけど30歳のイケメン主任が二人の仲を邪魔してくるけど本当はイケメン主任はホモで男子中学生の事が好きだった」

って内容ですよ。十行くらいのSSコピペでありそうな話ですよ。巧妙に伏線張りがされていたわけでもなく、最後の一行で30歳イケメン主任が「お前の事が好きなんだ」的な言葉を言ってEND

なんだろうこれは。使い古されたネタ、平凡な文章、男子中学生の心理描写もありきたり、何が評価されたのだろうか。安定していたというのはある。決して高い水準じゃないながらも、一応オチを付けた短編読み切りだ。オチもの系の完成度で言えば乙一のが100倍上等だけども。

なんだかんだで僕も文学部なので、名作と言われる日本文学は結構読んでゼミで議論したし、海外の文学もそこそこ読んだ。大どんでん返しの物語も小説以外のメディア、つまり漫画、アニメ、エロゲで代表される作品は殆ど読んだのでそっとやちょっとのオチでは満足はしない。

だからこの短編読み切りも「この程度」と思ってしまったのだろうか。しかし僕みたいなワナビにはわからない文学性があるのかもしれないし、今一般小説界ではそういう作風がトレンドなのかもしれない。

結局の所どうかはわからないけど、今日の体験を通して、なんだか小説を書くにあたって少し気楽になったというか、やる気が出てきたのだった。

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